今春の道内公立高校入学試験の出願状況が発表され、全道的には初めて募集数を出願数が下回る定員割れが生じた。宗谷学区の稚高など6校では唯一、稚高商業科だけが1・3倍と定員を13人上回っただけで、他は軒並み定員を下回ってしまった。少子化が要因だ。
 平成21年の183人(定員160)以降、これで6年連続し定員を下回った稚高普通科は今年、その6年間でも最も少ない112人の出願しかなく、このままでは3学級(1学級40人)になるのが確実な状況である。出願者全員が合格してでもである。
 余りに点数が低い学力のない生徒は本来、合格しないのだが、数合わせで学力の乏しい生徒を入学させるとしたなら入学後の落ちこぼれも懸念され、誠に由々しき事態になりそうである。
 授業のあり方にも影響が出るだろう。
 40年以上も前のことだが筆者の稚高在学時には普通科は6学級あった。それが半分の3学級になるのが確実という状況には隔世の感があると共に、普段の生活でも感じるが子供たちの少なさであり深刻な影響が懸念されている。
 旧商工高の商業科が定員を上回ったのは朗報だが、不合格者は何処に再出願するのか。一般的には普通科の偏差値が高いとされる中、その生徒たちはどう選択し、学校側もどう受け入れるのか。悩ましいところだろう。
 これだけ少子化が進展すると、これまでの学級編成は完全に行き詰まるだろうし、打開策として定員を減らさなければならない。1学級40人という40人学級から35人。もしくは1学級30人の定員にしなければならないのではないか。
 35人はとも角、30人にすれば生徒1人々々への対応は充実するだろうし、ひいては個々のレベルアップにもつながる。
 少人数学級にするということは先生を増やすなど国(文科省)道(道教委)としてもコスト増になるが、現状では最善策のような気がする。