大相撲初場所は初日から連日「満員御礼」の活況を呈している。昨年あたりから人気回復の傾向にあったものの、ここまで続くと15日間連続という快記録を達成する可能性は非常に高いだろう。18年ぶりのことだ。
 その第一の理由は遠藤、逸ノ城ら若手力士の台頭であろう。小気味よい取口には〝すもう女子〟ならずと胸躍るものがあり、ほかにも嘱望される若手がおり毎晩テレビ桟敷に陣取るのが楽しみだ。お陰さまで床屋さんにも行けない。
 しかし好い事ばかりでなく現在の3人の大関、そして近い将来、大関を目指そうという中堅力士には今更のことだが、がっかりしており、豪栄道などは大言壮語する割に力負けしている対戦が少なからずあり奮起を期待したい。
 八百長相撲などで「技量場所」ということもあった3年前から、よくぞここまで盛り返してきたと思う一方、矢張り国技という伝統が日本国民の五感を刺激し衰えることなき大相撲人気を演出していると改めて感ずる。
 伝統といえば稚内商工会議所が歴史のある会員企業を表彰しており、稚内でも100年超の歴史がある店舗があることは称賛に値するもので、天邪鬼の筆者もこれだけは逆らう言葉を失う。
 誰の発案かは知らねど稚内の経済界を束ねる商工会議所も粋なことをするもので、我が社(稚内プレス)もあと5年後には創立70周年を迎えるので宜しくお願いするものです。
 新興もいいが伝統を受け継ぎ何十年も存続していくのは容易なことでなく、得てして伝統にあぐらをかき努力を怠り消えてしまった数々の企業に思いを巡らす時、二の舞を演じてはならぬと誓う経営者も多いであろう。
 然しながら人口がこれだけ減ると何の事業も緩くなく先が見えない状況だ。人口減は収まりそうになく老齢化も進むだろうから事業存続の暗雲は広がるばかりだ。
 いい知恵ないものか。