融雪電源

 声問の稚内メガソーラー発電所で、15日から太陽光で発電した電力を蓄電し冬季間の融雪電源に活用する耐寒性実証試験が始まった。
 この実証実験は、積雪寒冷地で太陽光発電を設置した場合、雪や寒さで稼働率が悪くなることや機器設置でのコストが高いなどの課題を検証し改善するためエネルギーを作り、蓄え、賢く使うスマートシティーの構築に向け、道が太陽光発電システム販売のトミタ(札幌)、太陽光発電パネルに製造のPVGソリューソンズ(横浜)、蓄電システム製造のコネックスシステムズ(京都)の3社などと共同で、平成30年3月までの3年間、冬季の発電量や蓄電池との連携など調べるもの。
 稚内メガソーラー発電パネルの一部を、表面が雪に覆われても反射光によって裏面で発電可能な両面発電型のパネル=写真=2枚に取り替え、発電した電力を氷点下20度まで耐えられる鉛電池とリチウムイオン電池のハイブリッド蓄電池に溜め、融雪マットに電力を流すことで効果を調べることにした。
 道経済部の阿部主幹は「地域の特性を活かした新エネルギーの開発、導入に取り組んでいくことは重要」、市の佐伯環境エネルギー課長は「積雪寒冷地は雪や寒さの問題で取り組みが順調ではない状況の中、この実験の意義は大きく、スマートシティの取り組みを進めていきたい」と話していた。