一時、1㍑170円近くにも上昇したレギュラーガソリンの価格は今、140円ほどにまで下がり、100円超えた灯油も90円台前半まで下落しており、いずれも生活に欠かせないものだけに家計は大助かりといったところだ。
 ガソリンはこの先、まだ下がる観測もあり、この下落傾向が暫く続くとするならGWなど行楽期の人の動きは活発になり、それこそアベノミクス曰く底からの消費拡大につながり日本の経済も広い地域で好転しそうな雲行きにある。
 ただ空を見ていると存外雲の動きは速く、お陽さまは長続きせず、そのあとにはどんよりした厚い雲がやって来る。今が良いからといって手放しで喜んではいられない。
 原油価格の下落はOPEC(石油輸出国機構)が米国で進むシェールオイル産出事業を採算割れにし事業から撤退させるために、主要国のサウジアラビアが仕掛けているとのことだが、車を例に取るとハイブリッド車など燃費の良い車によってガソリン消費が減っており、更には最大の消費国である中国の景気減速が鮮明化していることもあり油がダブついている。需給という経済原則に基づいても価格下落は自明であり、現在の下落傾向は暫く続く可能性はかなり高いといえよう。
 世界的にはヨーロッパの景気後退、原油が安いことでのロシア経済の低迷などリスキーな事があり、原油が安いからといって日本の経済が好転するということはないことを知らなければならないでしょう。
 日本の末端にある稚内としては灯油、ガソリンなど燃油が安いことは福音ではあるが、電気料金が上がり燃油安が相殺されている状況にあるといってよく、余り楽観的に見ないほうがよいでしょう。
 新年から数日過ぎ、ここまではまずまずだが、今年はあと357日もある。足元をしっかり見て日常を飽きずに精励し、ポイント外さず生きるのが宜しいようで。