やれやれと思っていたところ、また猛吹雪に見舞われ、ここのところNHK全国ニュースで稚内の暴風雪光景が放送されることが多い。稚内ばかり―との気持ちはあるが、幾らかでもどういう形であれ放送されることは少なくとも悪いことではない。
 そうこう1年間書いてくるうち、よく使用させてもらった24節気の1年納めの「冬至」は一昨日22日であった。昼の時間が1年で1番短く寒さもこれからが本番という節目の日であるが、日本の最果ての雪国に住む市民の冬との戦いはこれからがまさに本番であり、来年1月20日には寒さのピークとされる「大寒」を迎えるものの、実際の大寒はその先であり、雪と寒さに関しては息の抜けない長い日々が続く。
 ところでNHKといえば日曜夜の大河ドラマ「軍師官兵衛」が21日最終回だった。子供の頃から歴史もの、とりわけ信長、秀吉、家康のいた戦国時代が好きなこともあり、今回の大河は1回も見逃すことなく皆勤賞であった。個人的にそれほど面白かったということになるのか。
 天下取りは我々の年代の男であれば誰も思い描いたことであり、官兵衛のちの黒田如水も折あらば―という野心があったが、歴史が物語るよう関ケ原の戦いは1日かからず家康軍が勝利し、その後の徳川幕府へと続き、九州平定後に関ケ原が長引いた末には天下取りを―という官兵衛の夢は露として消えてしまった。
 源義経ひいきの判官びいきから夢を叶えられなかった男たちの姿を描く歴史ものを好きな日本人は多いが、黒田官兵衛も成就できず―という最後がいとおしいというより大方の人間は夢など叶えられないということを知る縁となり人生勉強の一端にはなった。
 大河ドラマ皆勤は「武蔵」以来では―と記憶している。何かを極めようという人の、作りものとはいえワクワク心躍るものがある。来年は女性が主人公になるよし。皆勤まで誘ってくれるかな。