官頼り

 道北地域における物流とサハリン州との交易をテーマに18日午後、稚内地方合同庁舎で稚内開建主催の地域づくり勉強会が開かれ、平成9年から独自にサハリン交易をする吉川ホクユーストアー社長は(国などの)補助金を当てにした物産展開催など交易に警鐘を鳴らしていた。
 「道北地域における」というテーマだったが、当初出席を予定していた旭川市、旭川開建、網走開建の職員が暴風雪により欠席したことから稚内開建、留萌開建、稚内市の出席となり「稚内地方の」というテーマになる中、先ず稚内市の三谷主査が「サハリン州との交流の現状と課題」と題して講話。続いて吉川社長が自らが手掛けたサハリン州への玉ネギやリンゴなど輸出実績を紹介する中、平成20年には同州に食品輸入会社を現地の人に協力する形で設立し輸出する品目を拡大。そうこうするうち昨年からの州都ユジノサハリンスク市での道北物産展に関し出展した旭川など業者は行政から依頼され助成もあって参加したことには「自らスコップを持ちリスクを顧みず挑戦する気概が必要ではないのか」と、今の官頼みの姿勢を批判した。
 問題になっているサハリン定期航路については「何を運ぶための航路なのか―を明確にする必要があろうし、仮に国や道の助成が航路にあるとしたら稚内だけでなく例えば小樽も選択肢の一つになるのでは」とした。
 更には定期航路以外で輸出する場合、企業間の連携のもと幾つかの荷をまとめ1隻で送り出すことも検討してもいいのでは―と話していた。