暴風で倒れた暴雪柵

暴風で倒れた暴雪柵

高波によって打ち上げられた海藻

高波によって打ち上げられた海藻

 発達した低気圧による風と雪のピークは過ぎ、16日から稚内に出されていた暴風雪、波浪警報は18日午前10時前、注意報に切り替わった。
 大荒れの天候から一夜明けた18日、市内各所で暴風雪や高波による被害が明らかになった。吹き溜まりを防止するためノシャップ公園周辺の道道抜海港線沿いに設置されている防雪柵の一部が、17日午後からの暴風で倒壊した。稚内地方は午後7時30分ころ開運で29・8㍍の最大瞬間風速を観測していた。
 防雪柵が倒れたことによる周辺への被害はないが、近くに住む人は「きのう夜の風は強かったがまさか防雪柵が倒れるなんて」と驚いていた。
 恵比須4~ノシャップ2までの前浜の産業道路には、高波により打ち上げられた海藻や漁具、流木などが散乱しており、波で削られた道路や岸壁もあった。
 道路上には20㍍近くに亘ってコンブなど海藻で埋め尽くされた所もあり、漁民は「これだけの量が道の上にあると後片付けが大変。きのうからびっくりするほどの波が道路まで来ていた」と話していた。
 吹雪や高波、除雪が追いつかないなどの影響で18日も各交通機関で乱れが生じている。飛行機やフェリーは全便欠航。JRは稚内~札幌間のスーパー宗谷、特急サロベツが運休。名寄~稚内間の普通列車は始発から午後4時ころまで運休が決まった。

屋根飛び電線垂れ下がる

18日朝までの暴風雪により稚内署に13件の通報があった。
 市内ではアパートの屋根が強風で飛ばされたほか、富岡やノシャップ地区などで電線が切れて垂れ下がっているとの通報。17日夜には吹き溜まりで車両が埋まる救助要請が2件あった。
 香深では17日午後11時半前に町内で設置している高さ10㍍の防災無線のスピーカーの支柱が強風で倒れ民家に直撃し壁が壊れた。18日午前5時半過ぎには船泊の民家では高波で玄関が壊れ室内に浸水する被害もあった。