突然の辞任表明には驚いてしまった。岡本議長が今議会の議員定数削減案提案で議会ルールに則らなかったとして自ら辞任を申し出た。
 一般市民にしてみれば「何もそこまでしなくても」と思えるのだが、議長として職責をこれまで全うしてきた岡本氏にとって他人が言うほど今回の削減案提案への過程に納得いかないものがあったのだろうと推察する。
 3年前の工藤市政スタート時の議長選や今年の予算案での議員同士の確執が吹き出たものでは―と筆者は勝手に想像するも、その考えも正鵠を得ていないとの考えもないことはない。
 人間関係というのは一旦対立すると氷解するのは容易でないところがあり、今回の辞任劇もそれを引き摺った結果とされるも審議の過程に瑕疵があったとして議長を辞任するにしてもこの時はないだろう。はっきり言って無責任である。
 議長たる者、議会の審議、決議など見守り閉会してから辞任表明するなら未だしも、この土壇場の大事な時期に辞めるというのは隠された意図があるのでは―と勘繰られても致し方あるまい。
 普通、このような要職にある人は不祥事を起こしたり余りにも業務遂行が稚拙な場合、周りの人たちから辞任すべきとの声が上がり、その後辞めるというケースが多いのだが、今回は自ら、それも取って付けたような理由での辞任表明であり、格好良過ぎるのではないのでしょうか。
 その辞任願いだが議員採択により否決されると今度は松本副議長までが副議長辞任願いを出すという事態にまで発展。この2人は結託し何を意図したのか。それとも裏で操る人がいたのか。
 うがった見方をすれば市長選に連動した動きなのでは―とも思うほどで仮にそうだとしたら奇襲とも取られ、来春の選挙に波乱の芽が出てきたといえようが、以前から書いているように無風選挙は良いことでなく、そういう意味では歓迎するとしようか。