海底

 副港市場内の港ギャラリーで、北方記念館展示コーナー「樺太と北海道を結んだ通信」が開かれている。
 冬期観光で稚内を訪れる観光客に稚内や樺太の歴史に触れる機会にと開催しているもので、冬季閉館中の北方記念館から戦前に樺太と通信するため使用していた海底ケーブルの一部や電話交換機などの貴重な資料を運び込み展示している。
 今年7月、NTTから稚内市に寄贈された旧樺太女麗と猿払を結び使用されていた海底ケーブルの一部が今回、初お披露目された。この海底ケーブルは国内で猿払~女麗間で初めて使用されたもので、宗谷海峡での使用は世界で2例目となる最先端のものであり、ケーブルが国産品であったことも当時話題となった。
 樺太と北海道、そして本州と電話でつながったことを大きく報じた当時の新聞などもあり、訪れた30代男性は「樺太時代の歴史を知るのに貴重なものです」と歴史に思いを馳せていた。