1年納めの12月になった。正月を送り雪が融け紋別に墓参りに出かけ、誕生日が過ぎたと記憶を辿っていると、残るは1カ月になってしまった。
 若い時、特に20代の頃、金はなかったが楽しかった思い出が多く1年もそれなりの長さがあり価値があったと信じているが、どうも最近はその感覚が少ない。ただ矢鱈速く月日が過ぎて行くのを感じる此の頃である。
 「信じている」というのは己が信じたいためであり、実際は苦しいことの連続で、自我の確立さえ覚束なかったかも知れない。
 何やら得意の禅問答風に書いたが、実際のところ12月というのは大変忙しい月であり、小社などは営業含めた正月号作りで猫の手を借りたいほどの書き入れ時である。
 その上に今年はまた衆院選があり、忙しさに拍車がかかっている。
 しかし何だかんだと言っても正月まであと1カ月。読者の皆さんにとってこれまでの11カ月間はいかがでしたか。
 良かった人はその勢いを継続してほしいし、悪かった人にはもうひと踏ん張りし挽回するよう願っております。
 稚内全体でいえば先ず先ずの1年だったのか。来春には統一地方選があり、市長、道議、市議が任期を迎えるが、選挙はどうなるのか。
 何度も書いているが、市長選は現役の工藤市長以外に出馬の噂も聞こえて来ず、市部道議選も同様である。安定している現役に対し抗う者はいないということなのだろうが、できれば対抗馬があった方が現役への批判がどの程度あるのか分かり我々マスコミとしても状況分析の材料になる。
 問題は市議選である。現行20人の定数を5人削減し15人するという提案を否決して以来、全く話さえ聞こえて来ず、一体どうするつもりなのか。
 マチの雀からは「現行(20人)のままで行くようだ」との話も耳にするが、それはないでしょうというのが市民の偽らざる気持ちである。決着への時間、残り少ない。