12月定例市議会は1~10日まで会期10日間の日程で開会。初日は工藤市長が一般行政報告を行った。
 市長は今年の稚内・コルサコフ航路の実績と航路の存続実現を目指す日ロ定期航路存続対策連絡会議の設置、風車の羽根落下事故、今年度上期(4~9月)観光客入り込み状況など5項目について報告した。
 定期航路は27往復54便運航し旅客は4438人と対前年比710人増。1便当たりの乗客は82・2人で平成11年以降、最大の数となったが、貨物は906㌧と昨年から248㌧減少した。運航会社が来年度を最後に航路からの撤退方針を明らかにしたことを受け、存続対策会議を設置。航路存続を実現させるため今後も全力を傾注します―などと述べた。
 上期の観光客数は37万1600人と前年比5・2%の1万9400人減少した。この要因は4月からの消費税率の引き上げによる旅行控えやガソリン単価の高騰、台風や大雨による自然災害の発生などに影響されたものと推測。その中でもFDAチャーター便の就航地拡大などにより、関西・中部便の休止に伴う減少分をカバーした実績を残しており、地域を挙げた取り組みが功を奏したとした。11月から冬季観光振興の取り組みも始まっており、今年度全体の観光入り込み数の底上げに期待している―と述べた。
 風車羽根1枚の落下事故については、人身事故にならなかったことは不幸中の幸いだったが、この事故を重く受け止め事故調査委員会を設置。再生可能エネルギーの導入拡大に向けた今後の風力発電の推進にも影響を与えかねない事故の原因究明はもとより、再発防止に向けた関係者のご努力をお願いしたい―と述べた。