稚内信金は、本年度上半期(4~9月末)の経営内容をディスクロージャー(公開)した。
 9月末の預金残高は3987億円(前年同月対比2・04%増)、貸出金残高861億円(同2・09%増)と増え、経営利益6億9100万円、税引後の当期純利益4億8000万円、また金融機関の収益力を示す重要な指標である業務純益は8億5200万円と、堅調そのものの業績だった。
 貸出については安全性・公共性を重視し小口融資を徹底しており、1000万円以下が全体の90・52%を占め、1000万~1億円未満8・64%、1億円以上0・83%となっている。
 不良債権は危険債権29億1000万円(今年3月末27億9400万円)要管理債権2億4200万円(同2億2500万円)など48億2900万円(同46億5200万円)。
 稚内など宗谷管内、天塩、遠別、雄武での市場占有率は、預金で81・37%、貸出金は55・18%。
 信金で全国一の自己資本比率は61・40%(昨年9月末66・64%)と、国内基準の15倍を超える高水準を維持している。
 特別積立金は460億円。
 来年3月末の通期予想について運用利回り低下による収益などの減収が予想されるが、経常、当期純利益とも当初計画を達成する見込みにあるとしており、増田理事長は「地元の繁栄なくして当金庫の繁栄はありえません。今後も地域社会の発展に寄与する所存であります」と述べている。