稚内税関支署は、10月の稚内港貿易状況をまとめた。12月10日の日ロカニ密漁防止協定発効を前に活カニが昨年同月の2・5倍、前月からも24%増え、駆け込みが顕著になってきている。
 輸出4576万円(昨年同月対比71%減)輸入7億9654万円(同2・59倍)。前年同月に比べ輸出が2カ月連続し減少した他方、輸入は3カ月連続し増加した。
 輸入は何と言っても活カニで762㌧(同2・51倍)7億3985万円(同2・73倍)にも増えた。内訳はタラバ418㌧(同3・44倍)4億8603万円(同3・19倍)、ズワイ218㌧(同2・16倍)1億576万円(同2・26倍)、毛ガニ125㌧(同55・2%増)1億4806万円(同2・06倍)。
 他に活ウニ49・5㌧(同39%増)3698万円(同66・9%増)、高級魚介4㌧(同39・4%減)975万円(同33・5%減)もあった。
 輸出は魚介類(ホタテ調整品、冷凍スケソ、冷凍ウニ)4083万円、繊維製品272万円などで、昨年同月はナマコ調整品(1億2000万円)があり大幅減少となった。
 外国貿易船は87隻(同35隻増)と、カニ運搬船の入港が目立った。
 杉本統括監視官は「日ロ航路が9月で終わり、貿易品が限られるようになった」とする反面、協定発効によるカニ輸入には前向きに取組んでいこうとする姿勢も窺えた。
 10月末の今年累計は、輸出10億8735万円(昨年同期対比26・9%減)輸入43億3543万円(同6・1%減)。