21日午後、衆院が解散された。
 2年前の衆院選同様、師走選挙となり、安倍総理は来年10月からの消費税増税を見送ったという重大な決定をしたことで国民の民意を知りたいなどとして解散したが、その裏には政界の駆け引きがあり、候補予定者の選出が遅れている野党各党にとっては厳しい選挙になる他方、政権党である自民、公明両党にとって衆院定数(475人)の過半数(238人)は確保すると見られるが安定多数(249人)、そして絶対安定多数(266人)を確保するかが焦点か。
 稚内、北見など北海道12区は自民党現職の武部新氏(44)の2期目めざした出馬は既定であり選挙への態勢も万全なものがあるが、野党はというと日本共産党の菅原誠氏が立候補表明しただけで民主党など他野党の動きは余り聞こえてこない。
 選挙はこの2年間の安倍政権、とりわけ経済政策アベノミクスの審判を問うものだが、宗谷管内では公共事業量が増え建設業界は恩恵に浴しているものの、それまでの減量経営により雇用を控えていたことから人手不足という事態を生み業界は煩悶している。
 ほかではアベノミクスの波及効果はかなり薄く経済低迷という呻吟は収まりそうにない。
 選挙は12月2日公示、同14日投開票という日程にある。

安倍政権の暴走止める 共産党の菅原誠氏立起会見

共産党候補

 12月の衆院選に共産党公認として道12区に立候補する予定の菅原誠氏(41)が20日午後、市役所記者室で会見し「安倍政権の暴走を抑えるため全力を尽くしたい」などと決意を述べた。
 菅原氏は消費税や集団的自衛権、原発再稼働など安倍政権が行っている暴走に対しストップをかけてほしいという思いが国民の中で渦巻いているとし、4月の増税以降に反対の署名を集め地域を回ってきたが「多くの人から増税で生活が苦しくなった声が聞かれた」などと話した。
 TPPにも触れ「政府が推し進める改革で一次産業への攻撃が激しさを増しており、この地域の基幹産業の衰退をこれ以上許したくはない」と述べ、今回の選挙は「議席の力で押し通す安倍政権の力関係を変え、私たちの願いが届く政治へと作り変える絶好のチャンスの選挙」と力を込めた。
 会見に同席した安藤秀明同党天北地区委員長は「国民の声を聞かない安倍内閣の暴走を止めるのが今回の選挙」と話していた。