安倍総理が来年10月の消費税の2%増税を延期した最大の理由は今年4月の同税3%増税後のGDP(国内総生産)が伸びないどころか減退しているためである。
 東京や名古屋、大阪など大都市はとも角、稚内のような地方都市の景気冷え込みは続いており、回復の兆しも見えない。
 安倍内閣による経済政策アベノミクスにより公共事業量が増えているも業界はこれまでの減量経営により人手不足が顕著になっており、稚内商工会議所の中田会頭も何かの席での挨拶で人手不足に言及するという一幕もあり、民主党政権の「コンクリートから人へ」の政策の綻びもあり、「予算を増やしました。経済回復しますね」式の容易な構図にならないことが浮き彫りになった。
 先日、ステーションにゴミ出しした妻が「空き缶のほとんどがビール以外のビール系飲料だった」と言うように国民の耐乏生活を理解しているのか、政府は発泡酒や第三のビールの税率を上げようと企図している。
 庶民の細やかな愉しみも奪ってしまおうという税金漬けの政治家の容赦なさには嘆息も漏れる。
 衰えたりといえど稚内は水産業があり、酪農だって頑張っており、それこそ一次産業が元気といえど、どうも私ども含めホワイトカラー族が闊歩するようではマチの発展はない。
 人口が多い大都市であればホワイト族での経済進展あるも稚内のような小さなマチでは矢張りブルーカラー族の頑張りが必要である。いってみれば地面の底から湧き出てくるようなエネルギーである。
 パソコンの画面を操るような小細工など要らず労働という対価から生まれる本物の経済である。
 官庁などの職員が肩で風切るようではマチとして真の力は生まれず、その官を頼りにするだけでは本当の経済活性にはならない。
 徳川幕府の江戸時代のよう庶民の力強さを感じさせる覇気が今一番必要なのであるまいか。