死亡事故

 20日午後10時半頃、栄3の市道を歩いていた高齢者4人が飲酒運転のワゴン車に轢かれる交通死亡事故が発生し70、80代の男女4人が市立稚内病院と稚内禎心会病院に搬送された。このうち栄4、無職桜庭清さん(84)が21日午前1時6分、外傷性ショックで死亡した。
 一緒に歩いていた70代男性が肋骨骨折の重傷、70代女性2人は頭部裂傷、腰と背中の打撲などのケガを負った。稚内署は運転していた緑2、アルバイト従業員稲船智紀容疑者(23)を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕した。
 事故現場は栄3~5を結ぶ片側1車線の直線道路。死亡した桜庭さんらは同日文化センターで開かれた稚老連主催のいきいき芸能発表会で知人が表彰されたことから、知人宅でのお祝い会を終え6人で歩いていたところ、稲船が運転する車両に轢かれた。稲船は自宅で飲酒し気晴らしに運転したと供述しており、事故後、現場から逃走したものの10分後に戻って来た。
 同署では稲船を過失運転致死(傷)罪、ひき逃げを視野に捜査している。
 市内での交通死亡事故は先月21日、栄地区で高齢者が車両と衝突する事故を含め3人が犠牲になっており、20日まで展開中の冬の交通安全運動最終日だったこともあって稚内署や関係団体ではショックを受けている。
 年末を前に、忘年会などで飲酒の機会が増えるので、同署では更なる飲酒運転取締り強化など交通安全活動を徹底する。