来週初めにも安倍総理は来年10月からの消費税増税をするか否か発表する。今年4月の増税では増税後暫くは消費減の影響はあるものの、7月頃からは回復すると予想していたようだが、現下の経済情勢は円安により自動車など輸出産業は空前の利益を出しているものの、輸入に頼っている原材料は食品含め高騰し値上げ基調にあり、消費者の節約ムードは高まっている。従って好景気とは言えない―との判断をし、来年の増税回避の可能性が高いようだ。
 増税見送りの見返りとして2年前と同じく衆議院を解散し師走選挙となる可能性が高まっているようだ。「ようだ」と言うよりほぼ選挙戦に突入するのに違いない。
 選挙をすれば、その後組閣をし、そうすると過日の女性閣僚2人の辞任などはちゃらになり、安倍さんにとって思う壺にはまるだろうし、長期政権も視野に入って来る。
 これまで最長の長期政権は「新聞は嫌いテレビだけでいい」の佐藤栄作氏だが、2年置き位に解散を繰り返し国民の目を逸らし、自民党議員の心を上手くさばくという手綱さばきだった。
 佐藤さんの親類に当たる安倍総理も同じような遺伝子を持っていてもおかしくなく、仮に師走選挙をまたも実施するとしたら上辺は国民生活のためと言いながら中味は真実は党利党略、我が身のためではないのか。
 1年納めの12月は「師走」といい誰もが忙しい月である。その師走に選挙するというのは「貧乏人は麦を食え」式の池田勇人首相に相通じるところがあり、「忙しくたって何だって私(安倍さんのこと)の言うことを聞きなさい」との心中の声が聞こえてくるようだ。
 個人的見解を述べさせて頂ければ上げるものは上げた方がよい。無論、消費税のことである。
 毎年1兆円ずつ負担が増えているという高齢者介護や医療費など社会保障費をカバーするのに増税が必要なんでしょ。であれば3党合意もあり粛々と行うべきだ。