あれだけ荒れた天候から5日は台風一過のような小春日和だった。天気が良いと何かしら浮き浮きし、市民の中には暖かいうちにと冬囲いに精を出している人も散見され、冬を迎える準備に余念がない。
 7日は二十四節気のひとつ「立冬」であり暦の上では冬の始まりなのだが、本州はまだ秋が続き実感ないだろう。しかし我々、雪国に住む人間にとって暦通りに冬が近付いており、儚い希望だが今冬は雪少なく、暖かい冬でありますようにと祈っている。
 世界に目を向けると米国の上院・下院などの中間選挙が始まり、5日夜には判明した。この原稿は掲載日の6日の前日5日の日中書いているので結果は判らねど恐らく野党の共和党が両院とも過半を制しただろう。
 ノーベル平和賞を受賞するまで世界各国の平和を希求したオバマ大統領は、大統領権限はあるが何をするにも共和党の反対に遭い、残る任期の2年は茨の道というより米国大統領としての存在さえも希薄になり、米国民は次の大統領選に気持ちが向いているだろう。
 米国史上初の黒人大統領として、あのケネディ大統領を彷彿させるほどの人気はあったが、医療保険改革ほか平和を求めるゆえの弱腰外交などが響き、支持率は歴史的にも最も低い40%台前半まで落ち込んでしまった。
 米国にはマリリン・モンローの「七年目の浮気」ならぬ6年目の浮気という言葉があり、1期4年の任期を終え2期目の中間、つまり今年は米国民が次の大統領に心移りする年なのだそうだ。
 翻って稚内はどうなるだろうか。工藤市長の2期目出馬表明以降、他の候補予定者の声は全くないようでこのまま無投票当選になるのか。
 浜森市長が9期目で敗れて以来、統一地方選挙を迎える度、相対する戦いは続けられてきたが、その構図は今回なくなるのだろうか。
 勝負ごと好きの身としては思うこともあるが、動静を見守るとしよう。