時の話題「北電の再値上げ」

 泰山鳴動した割にはお茶を濁す程度の圧縮でけりがつき11月から北電の電気料金が原発停止後、全国で唯一、再値上げされる。
 いわゆる激変緩和措置が講じられ来年3月までの冬期間は値上げ幅は幾らか縮小されるも一般家庭では月7、800円の負担増となり、オール電化では月に1桁高い7、8000円値上げされる。
 国の認可の要らない企業向けも20%の値上がりであり、赤字続きで存亡が懸かっているといえ理不尽な値上がりである。
 それもこれも泊原発への依存度が高いこと故なのだが、地域で1社寡占というのは有難いものであり企業努力が限界に達したなら値上げすればいいというのは官庁と変わらぬ御上意識である。
 現役で働いている世代であれば未だしも年金暮らしのお年寄り世帯は冬になれば灯油消費は自ずと増え、それに鞭打ち電気も上がるとなると収入額が決まっているだけによりどころは何処になるのか。何処にも頼れないとすれば爪に火を灯し生活するしかあるまい。
 今回の北電の値上げ発表で不信感を抱いたのは役員報酬の減額に対して金額など明言しなかったことである。
 経営者というのは会社の業績が悪い場合報酬の全額カットということもある。夫々生活があるのだから頂けるものは少しでも―という気持ちは分からないでもないが、それではトップとはいえない。北電の役員は減額だけでなく、更に3カ月でも半年でも報酬返上してはいかがか。それが経営者の責任というものだ。
 経営者がその企業で一番高い報酬を得るのが当たり前のようだが、それは好業績という条件付きであり赤字であれば一般従業員より低い場合もある。それがトップの経営への責任である。
 どうも北電上層部にはそのような意識が希薄のようであり、一流大学を出て一流会社に入り、そして出世したというレールに乗った人生なのに慢心しているようだ。
 だから臨機ないのか。

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