時の話題「晩秋綴り」

 ひと雨ごとに秋冷が身体の節々に痛みを感じさせる頃になり、昨10日の強い風では信号待ちしていた我が車が一瞬だが煽られたのでハンドルを固く握り締めてしまった。段々、雪の日が近付くことに住民として諦念はあるものの、できればできるだけ降っても積もらず根雪になるのは遅ければいい―などと詮なきことを願ってしまう。
 政府が年末まで判断するという来年10月からの消費税増税に関し全国的な経済指標は良くなく「経済の状況によっては(増税の)延期なども有りうる」とした安倍総理は現在の状況をどう考えているのか。
 東京や大阪、名古屋など大都市を除く地方の街の様子は決して楽な状況でなく、お年寄りの生活保護受給者が増加中だという。
 自営業などしてきた人は国民年金に加入しているが、40年間支払い満額で月6万4000円。満度の支払いがなければ当然減らされ、恐らく月に3万、4万円台の人が大勢おり、年金が全くないという人だっているのだろう。
 ゆえに生活保護が増えるわけである。
 官公庁や大企業、そして小社のような零細企業であっても厚生年金に加入していれば保険料は労使折半で25年支払いの満度で、その人の収入により年金が支給されるのでまだしも、国民年金では到底生活はできない。
 貯金だって少ないだろうし、爪に火を灯す生活を余儀なくされていることが想像される。
 高齢者だけでなく子供たちにも酷い時代は来ており、折檻と称して鎖につながれたり、だらしない親のお陰で親戚をたらい回しされるなど、大人であれば自ら働き立て直すこともできる生活の根幹が崩壊しているケースも少なくない。
 戦後、誰もが夢を持ち自分の生活を向上させようとした高度経済成長時代と違い、貧富というより経済的に大変な家庭の増加への対応は優しさに欠ける。致し方ないでは済まされない。

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