時の話題「交流紙について」

 本社には士別や友好都市石垣市の一般紙ほか、「日本時事評論」(山口市の会社が発行)「神社新報」などという新聞が送られてきており読ませてもらっている。
 日本時事評論というのは原発再稼働を積極的に容認し、朝日新聞の従軍慰安婦誤報問題では同紙の廃刊を説えるほど過激であり、当方も「そこまで書いていいの」と思うも共感する部分も多く必ず目を通すようにしている。
 広告も載っているのでいわゆる我々のような商業新聞なのだろうが、歯に衣着せぬ論調は痛快で小気味好い。
 購読料を頂き広告も載せている小紙もこの業界の端くれとして全国唯一のタブロイド判での日刊紙として、割合辛辣なことを書くほうだと思っているが、時事評論の論調はそんなものでなく一読に値する。プレス愛読者にもお薦めしたいほどである。
 一方、神社庁が発行する神社新報は全国津々浦々の神社のことを書いているのだが、宮司や禰宜、大学教授らのコラム欄は人の心を癒すものが少なくなく、己が殺伐とした心中への清涼剤として愛読している。
 この中に戦時中に召集され還らぬ人となった男性の、当時小学2年生だった長女に宛てた巻物に書かれた手紙に泣かされたので読者の皆さんに紹介しましょう。
 「久代、お父さんは久代に守ってほしい約束を千個書いておいた。久代は一日ひとつずつこの約束を守りながらお父さんの帰りを待ちなさい。3年経ったら帰ってくるから。久代がこの千の約束を全部守るまでに、必ず帰るから、それまで約束を守りながらお母さんを助けてあげておくれ」。
 今は90歳代になる妻は20代の青年の写真を持っていた―などと綴られている文章は涙なくして読めないほどであった。
 テレビ、そしてネット、スマホなど次々と登場する媒体に我々紙媒体は苦戦を強いられているが、心に残るものを書くよう努めてはいる。

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