時の話題「将来見据えた展望」

 御嶽山の噴火は折からの紅葉の美しい季節を迎え多くの登山客がおり惨事を拡大したが、四季がはっきりしている日本列島のここかしこで紅葉の季節を迎え行楽客で賑わっている。
 毎日、筆者の話しを上手に聞いて頂いている宗谷総合振興局の男性職員も週末、定山渓に家族で出かけ沢山の観光客の中に台湾や香港などからとみられる外国人が多かったと話していた。
 外国人観光客が全国で1000万人を超え、道内でも1割の100万人にもなり、日本人観光客が伸び悩む中、政府も都道府県も市町村も誘客に躍起になっている。
 稚内など宗谷地方にも外国人は訪れており、その恩恵に浴しているホテルや土産品店などは少なくなく、利礼観光を中心にした宗谷観光が頭打ちの中、金満家で占められている外国人をターゲットにしたPRは将来的に最も大事な要素になりうるだろう。
 稚内の沖合底曳き網漁が全盛だったころ、「観光は根無し草のようなものであり産業ではない」と豪語した人がいたが、見誤りも甚だしく、その後、業界が衰退する中、事業転換への道を選択することができず曙光を見出せなかった。
 何の商売もそうだが、繁栄は未来永劫続きはしない。10年、20年後を見据えた上で変に多角化するのでなく、今あるノウハウを基にした改革の展開が必要であり、それを可能にするのが若い人材である。
 ただ今の若い人というのは争いを好まず、子ども時代も割合豊かな家庭で育っていることもあるのだろうが、進取の気概に乏しいところもある。
 あのソニーが苦しんでいるのは大企業ゆえのチャレンジ精神の喪失にあるのだろう。ソニー製のものは何か夢を与えてくれるような昔の感覚はなくなってしまった。
 稚内の企業も歴史にあぐらをかくような所の末路は予想でき、飽くなき挑戦を続けるしか生きる道はない。経営者はそれを肝に銘じ精進するしかない。

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