時の話題「知事4期目へ」

 高橋知事が来春の道知事選に4期目めざし出馬するのが濃厚になった。
 ここに来て支持する自民党の道議の間にあった不信感も拭われ、出馬への抵抗感が減ぜられ環境が整ったとして今年中にも立候補表明するという。
 11年前、道経済産業局長という前職を肩書に〝はるみスマイル〟で当選し、これまで3期務めている高橋さんだが政治家として何かやったことはあるのだろうか。懸案だった支庁再編は結局、当初の案を履行できず、道本庁の盲腸然として石狩支庁さえ廃止できなかった。14支庁全てが存続するという決着をし、支庁の再編・縮小を機に道財政を立て直すという青写真は雲散霧消してしまった。
 宗谷地方に住む者として支庁が存続したのは有難いことだが、他の支庁の中には石狩のように大して必要でない組織もあり、そういうことでは無駄を省くことができず、この6、7年は職員給与を下げることで帳尻を合わせようとし、為政者の資格なしといっても過言でなかろう。
 政治家であれば断腸の思いで実行しなければならないことがあり、官僚上がりの高橋さんには無理だったのだろうが、それにしても情けないことである。
 このような人に道知事史上、最多の4期目を任せていいものなのか。推薦するとみられる自民党含め経済界など各層、そして道民に問いたい。
 4月の消費税増税による消費減退で道内経済は塗炭の苦しみを舐めており、来年10月からは更に増税される予定にある。円安によって灯油やガソリンは高止まりし、輸入品が多い原材料の高騰によって食品の値上げラッシュはこれからも続く雲行きにある。
 国が地方再生を謳い歩を進めようとしている中、道は札幌を除く地方都市に対し、どのような方向性と活性策を遂行しようとしているのか見えて来ない。
 財政厳しく企図した事ができなかったのは分かるが、高橋さんはあまりにも治略が乏しすぎる。

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