惨たんたる不漁 オオナゴ 稚内水試 確固たる理由分からず

 稚内機船漁協は、9月末の今年度水揚げ状況をまとめた。
 この中で9月で漁期を終えたオオナゴが426㌧と、昨年の7・6%に止まり、これまで全道一の水揚げを誇った魚種の体たらくに稚内機船漁協は肩を落とし、不漁の原因を分析・調査する稚内水試は「水温が高いとか低いとかということでなく、漁場(猿払沖)に群れとして来遊しなかった」(夏目雅史調査研究部長)と半信半疑ともいえる中途半端な見解に終始した。
 稚内港基地の沖底漁船が獲るオオナゴは主にハマチの餌向けだったが、組合では数年前から丼にするなど食用としてPRを重ね、漸く認知されるようになった途端、一昨年あたりから不漁となり今年は解禁の6月は先ず先ずだったものの7月以降はさっぱり獲れなくなり、操業する漁船もオオナゴ漁を諦め高騰するホッケなど魚種に転換した結果が20年前ほどのピーク時の100分の1の水揚げまで減ってしまった。
 夏目部長は「今年は暖水域が広がらず海水温は高くないが、来遊はなかった訳でなく群れとして現れなかった」とし、海水温との因果関係は否定していた。
 このため金額も4045万円と、昨年の14%に止まった。
 他の魚種の水揚げ高。
 ▽ホッケ 5818㌧(昨年同月対比7・3%減)11億5381万円(同54・1%増)▽スケソ2572㌧(同44・4%減)1億5553万円(同12・2%減)▽タラ 343㌧(同23・4%減)4698万円(同3・3%減)▽カレイ類 319㌧(同18・2%減)6591万円(同38・8%増)▽その他魚 528㌧(同15・5%増)3986万円(同55・4%減)など。

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