来年で打ち切りか 日ロ定期航路 運航会社は撤退の方向

 ハートランドフェリーが稚内とサハリンコルサコフ間で運航している日ロ定期フェリーを、来年度の運航を最後に撤退する方向で検討していることが明らかになった。
 道内とロシアを結ぶ唯一の定期航路は平成7年に開設され、11年からは同社が運航している。サハリンプロジェクト2が動き出したころの17年の輸送実績は旅客5943人、貨物7026㌧。18年は旅客6681人、貨物6525㌧と利用実績を伸ばしたが、その後は利用が低迷し、昨年は旅客3728人、貨物1154㌧と大きく落ち込み、1億1200万円の赤字となった。
 今回の撤退検討に同社の嶋野稚内支店長は「会社として検討していることは間違いない。主力の利礼航路など離島航路の経営に力を入れていくため」などと答えている。
 稚内市は航路維持のため平成23年から年間5000万円を補助し、来年も補助し運航される予定だが、再来年以降に向けて日向寺建設産業部長は「撤退するという話は正式に聞いていない。存続に向けて道や関係者と協議していく」と話していた。

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