時の話題「稚内港湾施設」

 稚内港湾施設の業績が好調だ。当期は19億7000万円の売上高があり税引前利益は9186万円、法人税、住民税及び事業税を4600万円納めた後の純利益は4578万円と、事業規模、社員数からいっても稚内では大企業といってよく、過日開かれた株主総会後の取締役会で代表取締役となった風無成一社長による経営は6期目に入った。
 風無社長は北大出の柔道をやり体型からも厳ついイメージあるも話をすると、この人ほど柔和な人はいないといってもいいほどゆったり穏やかな人である。
 非常勤とはいえ稚内に居る限りは必ず朝一、会社に顔を出しているそうで、先日、筆者が株主総会の取材で会社に行ったところ佐藤取締役と打ち合わせしており、久しぶりに芳顔に拝したが益々充実した様子が見てとれたものだった。
 風無社長は覚えていないだろうが、私が風無さんと会って取材したのは日東丸の沈没事故の時であり、その時も日東水産の専務だった筈だが苛立つことなく対応して頂いたことが印象として残っており、平成16年に港湾施設社長になってからも慈悲深い対応しているのを見聞する時、実るほど頭垂れる稲穂かな―を想起したものだった。
 業績を着実に残している同社にとって今後の課題は風無社長言うようにサハリンプロジェクト船の受入れであろう。サハ・プロ船は大型船が多く今の3000㌧級乾ドックでは狭すぎ、4000㌧級にすれば大方の従事船を受け入れできるようになるので急ぐべきであろう。
 社員の若返りも進んでおり、端的な例として今回新たに46歳の取締役が誕生したことが挙げられよう。
 あとはこれだけの業績を残している会社なのだから稚内市の出資(3000万円)を何時解くかだ。いわゆる第3セクターでなくなることだが、業績が堅調な今だからこそ市から離れるべきだ。決断近付いている。

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