工藤市長の2期目出馬表明がカウントダウンに入ったようだ。26日夜、自らの市政報告会を兼ねた後援会の夕べで後援会(風無成一会長)からの出馬要請に即答は避けたものの「有難いことで熟慮させて頂きたい」と出馬に前向きな様子が見てとれた―とのことだ。
 風無会長曰く「後援会総意としての出馬要請であり、市長は“心・技・体”が揃っている」と絶大な信頼を寄せている。
 心というのは稚内市、稚内市民に対し熱い志しを持っていること。技というのは市職員、副市長そして市長になってからの行政手腕が優れていること。体というのはこれといって病なく健康であること―であり、柔道をやっていた風無会長らしい評価である。
 以前にも触れているが兎に角、工藤さんは風無会長指摘の“技”があり市政運営が安定しているのが一番であり、故浜森市長を彷彿させるものがある。その安定さに対し一部からは「将来の夢を語れない」との評があり、筆者も首長は夢を語れなければ―という気持ちあるも余りの大風呂敷は困ってしまい、仮に立候補し2期目を負託された場合もその安定路線でいいのではないか―と思っている。
 ただ人口減少、高齢化産業衰退など、これまで築き上げてきたものに陰りが見られ手を打つのは重々承知しているだろうが、速やかにしなければならない。
 その中で最も重要なのは対サハリン交易・交流である。サ州のロシア人の収入は相当上昇しており、それに伴いインフラ整備や道産品の売り込み―など大きなビジネスチャンスがある。
 識者の誰もが口にする「サハリンの玄関口」である稚内にあって例えば9月にユジノサハリンスクで開かれる道北物産展で旭川に主導権を取られる―などとの料簡の狭いことは言わず、定期航路が存続する限り稚内が中継地となるのだから泰然と構えればいいのだ。
 これは新市長当選者へのメッセージである。