時の話題「稚内北星大学」

 稚内北星大学の入学生が増えない。佐々木学長らが学生募集に東奔西走するも文科省補助基準かすかすの学生しか集まらず苦戦している。
 客員教授というより今や専任教授に近い役割を担っている前市長の横田耕一さんと、ある祝宴で隣席する機会があり「我々(大学側)も努力しているが、あなた方マスコミも協力してほしい」と酒を飲んでのことだが要請された。
 横田さんとは市長時代含め仲が良いという関係ではないが、彼と数十分話す中、市長になっただけあり改めて魅力ある人との印象を持った。その魅力とは一生懸命なことである。口角泡を飛ばすというほどの熱弁を振るうわけではないが理路整然と、現下の大学の様子などの話しに当方暫し聞き入ってしまった。
 どうすれば学生は集まるのか。短大としての開学時、当時の浜森市長は市職員の子息を入学させるという手を打った。人権蹂躙ともいえる所業で批判も相当あったが、その奇手によって短大経営は軌道に乗り4年制大学への改組転換も成就したものだった。
 「最北端は最先端」という触れ込みの情報教育も今では色褪せてしまい往時を知る者としては細々とした運営を強いられている稚内北星大学の再活性策はあるのか。
 時流に合った学科創設を図り地元だけでは覚つかないので開学当初のころのように広く学生募集するしかないのではなかろうか。
 大学に入るというのは就職だけでなく専門的な勉強をし知識を高め視野を広げることであり、確かに一流大学は教授陣も豊富だし設備も整っており就職にも有利だろう。その常識を覆すというのは大変なことだろうが、今やインターネットの社会であり突き詰めようとする学究は稚内でも可能であり、就職だって市役所や地場企業にも大いに協力してもらい「北星枠」を設ける位の状況にならないのか。
 マイナスを変える打開策ある筈だ。

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