10年先の行動を 稚内北星大学で 北の道標シンポ開催

北の道標

 北の道標実行委員会(事務局・稚内商工会議所)主催の北の道標シンポジウムは26日午後、北星大学で開かれた。
 グローバル化、少子高齢化、人口減少などの社会問題は宗谷にとって喫緊の課題であり、これからの地域づくりを考えるシンポジウムには市民100人余りが参加した。
 実行委員長の中田会頭の主催者挨拶のあと、元国交省事務次官の谷口博昭氏が「国土強靭化へ、進化を」と題し基調講演した中、少子高齢化・人口減少については現在の出生率を基に将来の人口を予測すると、100年後には5000万人を割り込む―との見通しがあるが、今後20年程度で出生率が回復していくと9000万人弱で安定していく―などと話していた。
 経済面については財源の裏づけがあり信頼性のある政策をしないと国民が付いてこない―などと話し、地産地消エネルギーの活用によるコンパクトな街づくりや地域のニーズに応じたインフラ整備なども含め、目先だけでなく10年先位を見通した行動が必要であり、失敗を恐れずに将来の生活を考えるのが重要ではないか―などとの考えを話した。
 引き続き分科会で筑波大学の石田東生教授が「地域のオンリーワン戦略とみち」、外務省欧州局日露経済室の松尾浩樹首席事務官が「最近の日露関係」と題した講演も行い、この3氏と工藤市長をパネラーに横田前市長がコーディネーターを務めたパネルディスカッションも行われた。

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