天北風力発電の稼働で100%賄う 道商連主催 稚内で初の環境セミナー

環境セミナー

 道商工会議所連合会主催の環境・ビジネスセミナーは21日午後、経済センターで開かれた。
 再生エネルギー導入において、コスト、技術面など課題がある中、今後の展開や可能性を共有しようと、道内でも先進的な再生可能エネルギー導入事業に取り組む稚内で初開催され、道内各地から事業者ら40人余りが参加した。
 道商連環境対策特別委員長も勤める中田稚内商工会議所会頭が「再生可能エネルギー機器のメンテナンスでも地域ビジネスの展開を期待しており活性化に結び付けたい」などと主催者挨拶。続いて工藤市長が「地域として取り組み、国のエネルギー推進に積極的に努めたい」などと挨拶した。
 日本総合研究所の前田直之氏が「再生可能エネルギー導入による地域企業への波及効果」と題し講演し、メガソーラー発電の片寄りで固定買取価格制度の単価下落が目立ち、売電よりも地産地消エネルギーとして地域活性に使うほうがよい―などと話した。
 市の佐伯達也環境エネルギー課長は宗谷地域の取り組み事例について、現在、市内の風力発電量は約8万キロワットあり、市内年間消費電力の85%相当になる。これから天北地区の風力発電が稼働すると消費の100%を超える発電となり、今後も送電網整備と共に風力発電開発を検討しているが、景観や運搬などの課題もあるため、慎重に進めていきたい―と報告した。

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