今年も1等高値 前年比 稚内昆布入札会 ほかは予想通り下落

 稚内前浜産「りしりこんぶ」の今年1回目の入札会は20日午後、稚内漁協会議室で道漁連札元によって行われた。昨年、出汁昆布の在庫不足などによって高騰した稚内漁協産こんぶの総体的な価格は下落したが、1等検に限っては声問産で1駄(15㌔)平均で8万835円と、昨年の8万10円を上回り、前浜産は7万8450円と同額となり、予想に反する高値に関係者は安堵する一方、「2回目以降にも期待したい」(木村稚内漁協専務理事)としている。
 1等検の昨年並みという高値はそれだけ上質の昆布の在庫が不足気味なことを物語っており、主な消費地である関西圏の経済が上向きにあることも背景としてあるようだ。
 今年の春、安藤組合長ら稚内漁協役職員が大阪のこんぶ問屋を訪れた際には「昨年のような高値はあり得ない」などとクギをさされたが、需給に関しては問屋筋も抵抗できなかったようで最上のこんぶだけは昨年同様、超高値で決着した。
 2等検以下は昨年からは平均し15%ほど下落したものの、一昨年から25~30%上昇しており、稚内産こんぶの総体的評価には変化はなかったようだ。
 ただ上場は848駄・個(昨年1回目は1235)に止まり、「2回目には2000以上期待している」と木村専務。
 第1回入札結果。1駄当たり平均価格。
 〈稚内成昆布>▽1等 7万8450円(昨年1回目7万8450円)▽2等 5万6400円(同6万5070円)▽3等 頭付き 5万325円(同5万9850円)▽3等頭なし 3万7500円(同4万9950円)▽4等 3万3750円(同4万1100円)〈加工用>▽1等 1万9398円(同2万4975円)▽2等 1万7400円(同2万1420円)。
 〈声問成昆布>▽1等 8万835円(同8万10円)▽2等 5万6400円(同6万3450円)▽3等頭あり 4万5300円(同5万385円)▽3等頭なし 3万9150円(同4万2885円)▽4等 3万3120円(同4万3275円)〈加工用>▽1等 1万9200円(同2万4885円)▽2等 1万6650円(同2万1420円)。

コメントを残す