時の話題「信金レポ-ト」

 稚内信金から6月上旬実施した天塩、遠別、雄武3町を含む宗谷管内の企業を対象にした景況レポートが発表された。
 3カ月に1回行っている信金の企業景気動向調査は、地元密着の営業を展開している故にレポートとして的を射ているとの評価があるが、今回のレポートでは7~9月について企業側はほとんど全部と言っていいほど売上、収益が増えるとし、期待もあるのだろうが楽観視しているのが心配になった。
 4~6月期の実績は数字で結果が出ているのでほとんどの業種で消費税もあったのだろうが悪化している。
 これに対し7~9月期予測はどの業種も驚異的といっても過言でないほどDI値(指数)が上昇しており、卸売業は前期から106・2ポイント、サービス業も70ポイント改善するだろうと、期待があるにしても、その指数の高さには驚くものを感じた。
 建築材、食料品、海産物など卸売業の4~6月期指数はマイナス31・2と前年同期から18・7ポイント悪化した。それに対し7~9月期はプラス75まで上がる、いや上がってほしいというのは無い物ねだりではないのか。
 道路の整備により稚内と旭川との時間的距離が大幅に短縮される中、その日のうちに旭川からなら未だしも札幌からも様々な荷物が入っており大手卸売業の稚内など支店が姿を消す中、卸売業という事業が稚内など地方の小都市で成り立たなくなっているという現実があるのではなかろうか。
 卸売と小売の垣根も撤廃されようという状況にあり、卸売業の衰退は著しいものがある。それは小売でも何の商売でも日本国内の潮流になっており、事業者にとって厳しい時代を迎えたものだとつくづく思う。
 サービス業の大幅改善は旅館・ホテル部門の観光最盛期の売上げ増であり疑問はない。
 信金は今回のレポートに関し分析は控えるとしているので小紙としての分析は明日以降の紙面でも続けることにしよう。

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