時の話題「若者も高齢者も」

 小社の社屋2階から見るだけで何軒解体されなくなったことか。中央4の山際にあるが、ざっと数えても6軒ほど更地になっている。
 しかし空き地になるなら未だしも人が住んでいない老朽住宅は結構あり、近くの人達は冬季の雪の重みで倒壊するのでは―と心配している。
 昔は重機を使い壊せばいい解体工事も今は分別はしなくてはならず、民家1軒解体するにも100万円ほどかかる。このため費用がない家庭はそのままにしており、壊さないのは税金対策もあるという。
 人口流出もあり市内にも相当数の空き家があり一見では空き地の方が問題視されるが、空き家の方が問題であろう。このため、まちづくり稚内(キタカラ内)では中央~港地区の空き店舗に限り優遇策を講じる起業家支援事業を行っているが、現実的にはその利用も数件と多くなく、頭を痛めているところではある。
 振興局、教育局、職安など道出先機関は高校生の就職試験解禁(9月16日)を前に、商工会議所に地元企業の求人増を要請した。高校生は地元志向が強く、その受け皿対策を早めに行ったのだろうが、そんなに容易なことではない。
 地元企業は減員などでコスト低減を図っており「求人を」と言っても易々できるものでなく、そうなると若い人材は職を求めて稚内を去り地方に流出してしまう。
 正に負のスパイラルである。
 一方、邪魔者扱いされている高齢者だって捨てたものではない。小紙への読者コーナーへの投書も70代の人が多いようで意気軒昂である。
 この元気なお年寄りを使わない(失礼しました)手はなく、ベビーリーフを作っている「ルァラル・コア」ではないが、幾らかでもよいから挑戦してもらえる高齢者世帯があればいいのだが。
 そうすると年金生活になっても仕事を辞めやすく、即ち若者の就労が増えるのでは?だが、ことは容易いことではない。

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