時の話題「若者の雄叫び」

 沖縄が日本の米軍基地の犠牲になっていることは知っていたが、こうまで酷いものとは知らなかった。沖縄の学生知念優幸さんの講演は目からウロコの得がたい一刻をもたらして頂いた。
 余りにも沖縄の若者が沖縄のことを知らな過ぎると「ティーム琉球」という団体を立ち上げ啓発する中で日本全国に沖縄の現状と今もそうだが日本政府の理不尽さを知ってもらおうと、大学を休学し車で全国縦断の啓発活動を始めた知念さんだが講演をする中で「これからの就職に不利になるやも知れない」との不安と戦いながらも座して待つより少しでも1歩でも前に進もうと、この行動を起こしたことを率直に語っていた。
 1時間半に及ぶ彼の話を聞いていて強く思ったのは国家権力の底知れぬ恐ろしさと狡猾さであった。辺野古基地(キャンプシュワブ)建設に反対する住民運動あろうが構いやしないという横暴さであり、同じ日本国民としてその遣り方に憤怒を覚えた。奇麗事を言いながら国家権力は行使されるのだろう。
 主催したのはピースウォークわっかないという平和憲法を守り自衛隊の軍隊化に断固反対している団体で、これまで主催した集まりや講演会に欠かさず出席しているが、自分の不甲斐無さを気付かされるという貴重な時間を過ごさせてもらっている。
 配備され話題のオスプレイに関しては山原(やんばる・沖縄本島北部一帯の通称)を焼き尽くしてしまうほどの高熱を飛行の際、発するようで、ジュゴンが棲む辺野古の海に滑走路を建設するということは如何に自然破壊をするか、初めて知った。
 この20歳代の若者の雄叫びに参加者誰もが感銘を受けたようで、講演後の質疑応答でも市民から称賛と感動の声が上がっていた。
 それにしても沖縄から1年かけ遥か遠くの稚内にまで来て堂々と語る、この若者に畏敬の念を感じたことを付記する。

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