14洋上会談

 日本とロシアの漁業秩序について意見交換する宗谷海峡日ロ洋上会談が29日、道取締船「北王丸」で行われた。
 一昨年4月以来2年ぶりに開かれた洋上会談には、道(漁業管理課)の中島国際漁業担当課長、桜庭宗谷総合振興局水産課長ら7人、ロシア側はサハリン州国境警備局から6人が出席し約4時間半に亘って意見交換した。
 その中で道はオホーツク海でのカニ篭漁業について、外国船による不法漁具が今年3~5月の間に過去最多の1357個が見付かり撤去したこと、オ海でカニ篭が持ち去られたり壊されたりした被害が平成16年から今年まで33件と被害額は1000万円以上になったことを説明し、密漁の根絶に向け指導、取締りの強化を求めた。
 これに対しロシア側は自国海域で今年に入り4129個の不法漁具を押収し、その中に入っていたタラバガニなど15㌧を海に戻したことを明らかにし、引き続き取締りを徹底すると答えた。
 道側はロシア側のカニ篭が日本より網目が小さいことから、カニ資源を守るため日本と同じ大きさに統一してもらうよう要請したが、これについては返答はなかったという。
 次回会談は来年5月ころとし、何か事案があればその都度協議することも確認した。