午前7時過ぎのJRで妻が出札するため送りに稚内駅まで行ったところ駅前再開発ビル「キタカラ」はコンビニだけ営業しており、ほかの土産品店や飲食店などがある一角のシャッターは閉じられていた。
 観光最盛期を迎えているというのに呑気な話である。
 キタカラを運営する「まちづくり稚内」の吉川常務に聞いてみると、土産品店、カフェ、パン屋など概ね9時半~10時までにはオープンし、夜の閉店6時~7時までであり「確かに朝早くソバを食べたい、コーヒー飲みたいなど要望があるが、人の遣り繰りが大変で開店早め、閉店を遅くするのも難しい状況にある」としている。
 ただ、お盆の8月には開店早め閉店を遅くし、観光客らに対応する努力をしていかなければ―と話す。
 稚内駅再開発事業として2年半前に誕生したキタカラには中心市街地活性の役割もあり、確かに人の流れに若干それまでと違うものがあるようだが、アーケード街への波及ということでは先日の市民と議員との意見交換会で商店主の1人が言っていたように大して効果はないようだ。
 稚内観光イコール利礼観光の趣があり、フェリーターミナルにソバなど軽食できる飲食店がオープンしたことは歓迎すべきことだ。これにキタカラが最全盛の8月だけでも朝早く夜遅くまで営業してもらえば観光客にとっても助かるものであり、できればその期間を長くしてもらえればいい。
 夫々の店舗とて営業する以上は儲けなければならないだろう。部外者が無責任なことを言ってもらっても困ると反論されそうだが、稚内観光のためにもひと踏ん張りしてもらえばと願っている。
 やじろべえがギリギリのところで均衡を保ち細々ながら営業している中にあって、観光客や市民からの要望・意見もありジレンマを抱える「まちづくり稚内」だが聞く耳は持っているようで、打開の策期待している。