時の話題「自由採取最初から」

 稚内前浜の「りしりこんぶ」の採取が始まり、解禁の今月8日から6日遅れで14日に初採取、これまで3回、漁が行われている。
 稚内漁協のコンブ漁は解禁し1カ月間ほどは一斉操業を原則としており、浜の古老が波の具合や天気を見て採取を許可する旗を上げる。その後、何回か獲りコンブが少なくなる8月5日以降、自由入会にし漁民自らの判断で漁をしている。
 ところで宗谷漁協はコンブ専業の組合員が少ないとはいえ平成22年から解禁、即自由入会にしている。ホタテやタコ、そしてナマコ漁に従事する組合員が多い中、量はあるのだが獲り残しがありそれならば―と最初から自由にしているという。
 19日は朝から晴れ間が覗く好天だったが、稚内漁協のコンブ旗は上がらなかった。朝の早い段階で旗を上げるか決めるものだから読み違えることもあるようだ。
 他方、宗谷漁協は採取時間が稚内漁協の午前8時までに比べ長い正午までなことからタコやナマコ漁を終えた漁師のうち30隻ほど操業しているようである。
 そういうことから稚内漁協も解禁始めから自由入会にしたらいかがか。半乾きのコンブの干す作業だって天日乾燥が原則とはいえ、これだけ乾燥機など使用した技術が発達する中、漁師自らの判断ですればいい訳だろうし、是非推奨する。
 沿岸漁業もホタテなど養殖事業の飛躍的発展などにより漁をする魚介も多様化しており、旧態依然の一斉操業というのもおかしな話である。
 更には組合員の高齢化もあろう。最初から自由に漁ができれば無理なく漁もでき体への負担も少なく、漁師としての寿命を延ばすということにもなるのでは。
 りしりこんぶというブランドを守るためにも地元側が規制するのでなく組合員の判断で採取・乾燥・製品化をするようになれば、今以上に良いコンブを出荷できるのではなかろうか。
 来年以降、決断を。

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