物流基地への展望 セミナーで氷雪冷蔵保存に注目

物流基地

 稚内商工会議所と食料流通備蓄推進協議会(会長・岸本邦宏美唄商工会議所会頭)共催の食料流通備蓄セミナーは3日午後、文化センターで開かれ、稚内で自然冷熱エネルギーを使った取組みをする山本建設の菊池社長と道開発局港湾空港部長の川合紀章氏が農産物の付加価値を高めた市場への流通―をテーマに講話した。
 160人の参会者を前に岸本会長が挨拶し、菊池社長が声問の雪氷冷凍施設を使った勇知いもなどの貯蔵での試行錯誤の経過、平成22年から勇知いもだけに特化した貯蔵の中で、甘くなり美味しくなる糖化現象によって23年に東京の百貨店に認められたことでの誉れと今後の展望について話した。
 この菊池社長の話を引き継ぐ格好で川合部長は「菊池社長のような所で備蓄し時期をズラし出荷することで大きな儲けにつながる」とし、日ロ定期航路の貨物が少なく苦戦していると聞くが、出来秋に輸出するのでなく、生鮮貯蔵したものを航路が運航する6~9月の間に輸出すればいい―と述べた。
 川合氏は稚内を農作物の物流基地とすべく貯蔵施設を、コルサコフなどサハリン州の都市に先んじて建設し、出荷調整しながら通年輸出することで航路の通年化を果たすことも可能になるとし、新しいビジネスチャンスというよりチャンスを失っている現状を早期に打開するよう求めた。
 最後に中田会頭が、稚内港にとっても展望ある川合氏の講話に感謝の言葉の閉会挨拶をした。

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