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憲法

 ピースウォークわっかない主催の市民の集い「考えてみましょう戦争と憲法」は、この15年間、国会傍聴を1回も欠かしたことがないという西川重則さんを講師に迎え8日、文化センターで開かれた。
 実のお兄さんを太平洋戦争で亡くした西川さんの思いは世界に冠たる平和希求の精神を織り込んだ日本国憲法を改正することでなく現憲法を守るという姿勢の大切さ。満州事変(1931年)以降は侵略の歴史であるとし、その戦争を承認したのは国会であり、天皇陛下の戦争責任にも言及した。
 安倍総理ら政治家の靖国神社参拝については「私的と言おうが間違いなく公式参拝に当たり、政教分離という観点からは大きな問題がある」とした。
 オランダのジャーナリストの話を引用し、戦争など起こしたのは天皇制と官僚政治、そしてマスコミだとして、当時の全国紙の「自衛の戦争が始まった」とする記事を載せたマスコミのあり方を批判した。
 尖閣諸島の問題などであたかも中国に攻められるような論調があるが、「とんでもない話でその逆である」など集団的自衛権の解釈変更にも疑念を示した。
 その上で戦争を回避するのは唯一、外交だ-として▽中国、アジア侵略への加害者としての認識▽戦争できない仕組み▽国際的な連帯の必要性を説いた。
 参会した110人の市民からの意見・質問(2人限定)では、「平和憲法では日本は守れない」などと西川さんの主張に反論する意見もあった。