平和続き幸福に ピースウォークが主催 市民の集いに132人

ピースウォーク

 ピースウォークわっかない主催の市民の集い「考えてみましょう戦争と憲法」は20日、稚内北星大学で開かれ、参会の132人の市民は「誰もが平和のうちに幸福を求め生きること」を保障している憲法の大切さを改めて肝に銘じていた。
 共同代表の1人、東道さんの開会挨拶で始まった集いは、手島孝通、倉洋子、森言一郎さん、そしてコーディネーターの斉藤吉広さん(稚内北星大学教授)が戦争に係わる経験、自分達の仕事などから考えている戦争の愚かさ、命と平和の尊さを述べた。
 市職員だった手島さんは樺太残留邦人の一時帰国は最初、新潟で始まりそのことに激怒した故浜森市長の指示の下、稚内で一時帰国をするようになったことや、自らも樺太からの引揚者であることなど語ったあと「憲法9条を語り合う場が必要であり今こそ国民主権を行使すべきだ」とした。
 戦時中、旭川や函館で幼少時代を過ごし函館で天皇陛下の玉音放送を聞いたという倉さんは、広島や長崎への原爆投下など悲劇もあり単純に喜べなかったが、空襲により遊んでいる野原から防空壕に避難することがなくなった-と言う思いは子ども心にあったとし「私の子ども達(11人)には戦争の真実を話すようにした」と語った。
 日本キリスト教団稚内協会牧師の森さんは「殺してはならない(戦争をしてはならない)」「平和を求める人達は幸いである」など聖書をひも解く中、「稚内を終着駅でなく始発駅として平和の尊さなど発信していきたい」と語った。
 司会役の斉藤さんは予想を上回る参会者に感謝の言葉を述べ「立憲主義が危うくなっており、武器輸出三原則がなし崩しになる中、死の商人にならないということもおかしくなろうとしている。集団的自衛権の積極的平和主義も誤解がある」などと日本政府に懸念と憂いを示していた。