予想通り買い控え 消費税増税 多方面に影響深刻化

 1日の消費税増税から半月が過ぎ、市民の財布のヒモが固くなり市内の店舗でも徐々に売り上げに影響が出てきている。
 市内のスーパーによると、増税前の1週間では駆け込みによる購買もあって前年同月と比べ20%増の売り上げがあったが、増税後は客足は変わらないが財布のヒモも固く、客1人当たりの単価が下がっており、前年に比べ18%の減になっているという。
 増税によって売り上げが落ちた品物は長期保存が可能な調味料のほか、米、酒類、タバコ。特に米とタバコについては増税前と比較して7割、酒類も5割売り上げが落ちている。鮮魚や肉類についても円安の関係で輸入品が高くなっており、鮮魚では家庭に馴染みのあるトラウトサーモンの1枚当たりの値段が前年と比べ倍近くになっているほか、肉類も特に豚肉については全国の養豚場でPED(豚流行性下痢)が発生していることから、店頭に並べられる豚肉の品薄が予想され、5月以降になると現在の価格より2~3割高くなってしまうのでは-と懸念している。
 今回の増税の動きについて、あるスーパーの社長は「17年前の5%に消費税が上がった時は店の売り上げに3、4カ月影響あったが、今回の増税は各店によって値段表示がバラバラで、消費者が購入する際の品物の値段が比較しにくいので半年過ぎなければ影響が分からないのでは」と話していた。
 増税に伴い約20年ぶりに郵便料金を値上げした日本郵便でも料金不足のハガキや封書が増えている。
 1日4000~5000通を取り扱う稚内郵便局では、市内全世帯に料金改正案内書を配布したこともあって影響はないが、初日は30通ほどの料金不足のハガキや封書があったものの、17日現在では通常時から1、2通増えた程度だという。
 同局では料金の不足分は差し出し人に戻すか、受取人が不足分を払わなければならず、到着も遅くなることから新料金が不明な場合は各窓口に問い合わせてほしい-と呼びかけている。