赤字1億千200万 総経委報告 昨年の日ロ定期航路

 市議会総務経済常任委員会は14日、市正庁で開かれ、稚内・コルサコフ定期航路の利用促進、今年度上期(4月~9月)の観光客入込み数などについて審議した。
 定期航路利用実績について市から昨年5月~9月まで28往復56便運行しての旅客は前年より491人減の3728人。日本人は72時間ビザ免除ツアーなどにより1717人と244人増えた一方、ロシア人は東南アジアなどへの旅行人気の高まりで693人減の1943人と報告があり、議員からはロシア人への72時間ビザ免除の取り組み、市からの助成があと2年となった中、昨年の赤字額などについて質問があった。
 これに対し市は、ビザ免除は国や道に要請を行っている。収支については航路収入7800万円に対し経費1億9000万円で1億1200万円の赤字となったことを明らかにした。
 上期観光客は前年より2500人多い37万1000人を数え、その中で日帰り客が15万8200人と3万人近く増えている要因は-との議員からの質問に、市は観光のトップシーズンの6月~8月は宿泊料金が高いことや利尻、礼文に宿泊する人が多いことが挙げられるが、稚内にも宿泊してもらえるよう取り組みを進めたい-と答えた。
 議員からは新年度に向け観光客をどのくらい呼び込むのか目標値を示してほしい。そのことで行政や業界などがやらなければいけないことが明確になる-との要望があった。