恵北に平和の灯り 7~9日まで40人参加し

平和の灯

 稚内ユネスコ協会と宗谷防人物語実行委員会主催の平和祈念の灯りは7日~9日夕方まで恵北の稚内赤れんが通信所で行われた。
 大東亜戦争開戦の72年前の12月8日、ハワイ真珠湾攻撃の「ニイタカヤマノボレ」の暗号電報が同施設から連合艦隊に送信された史実を基に、悲惨な戦争を起こさず未来に平和の大切さを伝えるため3年前から実施している。参加した市民30人と会員らは80基の灯籠に火を灯していた。
 このあとC棟で市教委主催の稚内学も開かれ、郷土史家の大橋幸男さんが真珠湾攻撃に参加した5隻の特殊艇の運命について講話。大橋さんは「戦争末期になると優秀なパイロットが次々と戦死したことで苦肉の策として日本軍は爆弾を抱いて突っ込むしかなかった」と話し、戦争は繰り返してはならず平和の大切さを訴えていた。
 7、8の両日には新潟職業能力開発短大の中渡憲彦准教授の講話もあり、赤れんが通信所に関する建築技術などテーマに、恵北の赤れんがと根室市にある旧海軍赤れんが通信所の共通点や資料館として活用されている新潟県内の旧陸軍白壁兵舎について話していた。