クレーン

 「無用の長物」と揶揄されている末広埠頭東岸壁にある移動式クレーンだが、揶揄される通り平成21年からは1回も稼働しておらず厄介者の感さえある。
 というのは保守・点検と管理のメンテナンスに昨24年度だけでも260万円強の費用がかかっているからで「使わないのにメンテだけ掛かるのは税金の無駄使いになる」との声もあるが、労働安全衛生法でも保守点検と管理は不可欠なものであり「何とか釜山(韓国)などからの一般貨物を受け入れるなど対策を講じたい」(枡田紀行市港湾課長)と。 
 このクレーンは平成24年度に道からの補助1億円を含め3億8850万円で導入したものの、前述のように5年間近く稼働していないという現況を含め、この12年間で延べ10日間しか稼働しておらず100万円ほどの収入しかなく稚内市が当初見込んだ稼働状況にはない。
 100万円の収入に対しメンテなどの支出が8000万円近くになっており、金食い虫の批判にも抗すべくものはないとしながらも「修理しながら騙し騙し使っていかなくてはならず、新しいのに入れ替えるとしたら数億円単位の費用がかかり致し方ない状況にある」(枡田課長)とも。
 ただ港湾法上、クレーンは必要なものとされており、稼働の少なさには市も焦燥感を強くしているようである。