東京から下勇知へ 40代女性の家族 パン屋開業したいと

 工藤市長は18日の記者懇談会で、東京から下勇知への移住を決めた40歳代の女性のこと、10日の大雨による被害や復旧工事などについて報告した。
 東京都立川市から移住してきたのは夫と子供1人がいる山川香奈子さん。以前から北海道に住みたいという憧れを持ち、道内各地を訪れた中で「稚内でいずれパン屋を開業したい」と願い移住してきた。今月11日から廃校となった下勇知小中の教員住宅に住んでおり、夫は仕事の関係で東京を行き来するそうだ。市長はこれまで積極的な移住促進をしてこなかったことを踏まえ「山川さんが下勇知に住んでみての感想などを聞き、今後の移住施策取り組みへの布石にしたい」などと述べていた。
 去る10日の大雨による影響で発生した緑4の市道法面とクサンル川護岸の決壊などについては現在、国への災害査定を進めており、完全復旧には来年夏ころまでかかるとの見通しを示した。法面の破壊により水道管が破損した影響で、水圧が低下している世帯には、今も消火栓から一時送水することで水圧を確保しているがこの復旧工事の入札は20日に行い、約2週間で完了予定とした。
 今月6日に北九州沖の洋上風力施設を視察したことについて稚内では末広埠頭などに洋上風力に向けた風力調査なども行われていることもあり「今後この地域で洋上風力の導入に備え情報を集めていきたい」と話していた。