「明けぬ夜ない」 市教委主催 不登校・ひきこもり講演会

引きこもり2

 市教委主催の不登校・ひきこもりに関する講演会は2日夜、稚内北星大学で開かれ、参加した100人の教育関係者や父母らは、子ども達の不登校、ひきこもり問題について考察した。
 立命館大学教授で登校拒否・不登校問題全国連絡会世話人代表の高垣忠一郎さんと、京都府宇治市市立中学校教諭の坂本則子さんが「不登校・ひきこもりと自立の出会い~ひとりで悩まないために~」と題して講話。この中で坂本さんは、長年に亘って2人の我が子が不登校になり、社会復帰するまでの壮絶な道のりの実体験を紹介し「長く苦しい年月があってもあとから必ず子ども達を強くしてくれる。明けない夜はないです」などと話した。
 高垣さんは30年以上に亘って不登校など子ども達のカウンセラーを務めてきた経験から不登校やひきこもりが発生する原因として、昭和40年以降に入ってからの受験戦争の激化など日本の教育にあるとして「子ども達は辛いと思っても高速道路のようにその流れに乗らないといけない現状があった」とし、不登校などから社会復帰するためにも「パーキングエリアでの休憩と同様、本線の流れに合流する間合いを図ることが大切」などと訴えていた。